2024年11月11日(月)
ラストラン迫る立山トンネルトロリーバス。立山トンネルを通り大観峰と室堂を繋いできたトロリーバスが今月末の11月30日で引退し、来年から関電トンネル同様の電気バスにバトンタッチ。
次のバスは13時15分発。
トロリーバスは架線から電気を引いて走る、さながら電車のようなバス。実際、鉄道に分類される🚎
日本ではもうここでしか見れないレアな乗り物ながら、それも間もなく見納め🥲
こちらも5分前に改札開始。
そして目の前にトロリーバスが(゚∀゚)
お〜この顔。メディアで何度も見た、真面目なサラリーマンのような顔がなんとも愛らしい😍
立山トンネル貫通後の1971年からディーゼルバスにより運行開始された立山トンネルバス。そして1996年、排気ガス対策により現行のトロリーバスに置き換わり、真面目なサラリーマンのように日々安全運行してくれて29年。いよいよラストイヤー。
引退の理由は車両老朽化、それに伴う保守部品調達困難化とのこと。保守コストが抑えられる電気バスへのシフトは時代の流れか。
初めてのトロリーバス。車内は至って普通のバス。
やがてラストランまでの期間限定発車メロディ🎵銀河鉄道999 が流れる。お〜いいね〜🌌
そして定刻13時15分、3台…ではなく3両編成で大観峰を発車。
おっ?VVVFの音がする!やっぱり電車だ🚃 これはなんとも独特の世界観。自分のような「鉄」にはたまらない🤤
案内放送に続き、トンネル照明が青に🔷 これは関電トンネル同様、破砕帯により工事が困難を極めたエリア。3.7kmのトンネル掘削に3年半という長い時間を要したことから難工事ぶりが伺える。
「立山直下」という黄色灯が設置された信号場でバス同士のすれ違い。やっぱりここでも一大イベント🕺
バスはクネクネしたトンネルをモータ音を響かせて進む。破砕帯を避ける為にあえて曲げた区間もあるとか。関電トンネル同様バスで通ればあっという間だけど、先人達の偉業を知れば、よくぞここにこのトンネルとバスが、と思う。
13時23分、室堂に到着。あっという間だった。
ラストラン迫るトロリーバス。この世界観がなくなるのはなんとも寂しいけど、どうか最終日まで無事運行を👍
このあとの復路が自分にとってはラスト乗車。
さてこちらの室堂、ここだけは事前情報をほとんど仕入れず来てしまったけど、はたしてどんな場所なのか?
さっそく駅から外に出てみる。
うおっ?なんだここは😮
青い空・白い雪・緑の山。3つの色が織りなす、なんという色彩美🧐
これはまさにheaven👼
標高2,450m。険しい地形で人を寄せ付けないイメージの立山にこんなheavenがあったとは😯
そしてほのかに漂うのは硫黄の匂い。heavenとhellが隣り合わせ👥
オアシスのように水をたたえるのはミクリガ池。火山の噴火によって誕生したカルデラ湖。
青・白・緑に、また新たな色彩を加えるミクリガ池。深青(しんせい)と言うのだろうか🔵
ここは本当に日本か?アルプスの少女ハイジ に出てきそうな景色だ🇨🇭
あそこが硫黄ガスが噴出する地獄谷か。濃度が高く有毒なことから立ち入り規制されている。やっぱり隣はhellだった🈲
西の空はほぼ雲海。スゲー、初めて雲海見た☁️☁️☁️
この辺り、時期によっては雷鳥も見れるとか。ハードな登山とセットかと思い込んでいた雷鳥。ぜひこの目で拝んでみたい👀
日本にこういう場所があったとは。ホテルもあるし、そして日帰り入浴可能な温泉まで♨️
ぜひ入りたかったけど、時間的にOUT。無念😢
自分にとってはサプライズとなった室堂。なにか異空間に入り込んだような不思議な感覚。しかしそろそろ夢から覚める時。滞在時間40分では短すぎた。
今度はじっくり時間をとっての再訪を誓い、泣く泣く駅へ😟